machaguwa

ポーク玉子おにぎり専門店のブランディング

 

沖縄の風を、岡山の街へ。

岡山県岡山市にオープンした「machaguwa(マチャグヮー)」は、沖縄出身のオーナー夫妻が立ち上げたポーク玉子おにぎり専門店です。

“machaguwa”とは、沖縄の言葉で「小さな商店」。おばあちゃんが店番をしていて、近所の人がふらっと立ち寄るような、温かく、ゆるやかな時間が流れる場所を意味します。

オーナー夫妻の「気軽に立ち寄れて、日常に笑顔を届けられるお店をつくりたい」。そんな想いをかたちにするために、ブランドの立ち上げから経営のサポートまでトータルでお手伝いさせていただきました。

Client

株式会社machaguwa

Project member

Art Director:細川 誠明
Designer:NENEKO

 
 
 

言葉にならない“らしさ”を掘り起こす


プロジェクトの最初に行ったのは、丁寧なヒアリング。オーナー夫妻の想い、価値観、machaguwaという名前に込めた意味、将来のお店のあり方などを、時間をかけて共有しました。
そこから見えてきたのは、「肩肘張らず、のんびりしていて、ちょっと緩いけれど真剣にやっているお店」という、machaguwa独自のキャラクター。この“らしさ”をブランドの核として、以降のステートメントやロゴ、デザインコンセプトの方向性を定めていきました。
machaguwaの世界観を象徴するブランドステートメントは、沖縄のソウルフード「ポーク玉子おにぎり」の“お腹も心も満たす料理”という本質を軸に開発しました。日常の中にある“ちょっとした幸せ”を感じられるように、「美味しさ」「やさしさ」「心地よさ」を言葉の中に織り込みました。
 
 
 

ゆるやかに、あたたかく、真剣に。


ステートメントを軸に、視覚的な「machaguwaらしさ」をどう表現するかを探りました。
複数案を検討した中で採用したのは、“くるりと巻かれたぶたのしっぽ”をモチーフにしたシンボリックなデザイン。ラインの太さや曲線の具合、円のバランスなど、ほんの少しの違いで印象が変わる部分を何度も調整。
やさしくて、ゆるやかで、それでいて誠実。そんなブランドのキャラクターが感じられるロゴに仕上げています。
上の資料はコンセプトやロゴ開発におけるラフやメモの一部です。私たちが大切にしているのは、クライアントとの対話を起点に本質を探りながら多角的な視点で思考すること。単なる思いつきやひらめきで終わらせるのではなく、それらを源泉としてさらに深く掘り下げ、アイデアへと昇華させていきます。
 
 
 

デザインを、経営の武器に。


ブランディングと並行して、マーケティング支援も実施。市場・競合・自社の強みを分析し、ターゲット設定を行うためのSTP分析をはじめとする様々なフレームワークも活用しています。
 
課題としては
①立地がメイン通りから少し奥まっており人通りが少ないこと
②ランチ予算と価格設定のギャップ
という2点が大きなテーマに。
 
これらを踏まえ、「machaguwaへわざわざ訪れたくなる理由」をデザインでつくりました。セットメニューを自由に組み合わせられる形式に変更し、週替わりの限定メニューを導入してリピートを促進。さらに、テイクアウトパッケージを“広告塔”として機能させるよう設計。
おにぎり・ドリンク・サイドメニューが美しく収まり、持ち歩く姿そのものがブランドを広める仕組みになっています。
 
 
 

ブランドを身にまとう、伝わる、体験を広げるデザイン。


machaguwaでは、店舗体験全体をひとつのブランドとして設計しています。
ユニフォームは、店内の温もりと一体感を生む、シンプルで清潔感のあるデザインに。また、SNS運用代行ではトーン&マナーを統一し、店内の空気感やスタッフの人柄が自然と伝わる発信をサポートしています。オンライン・オフラインの両面から、“machaguwaらしさ”を一貫して届けるコミュニケーション設計を行いました。
 
 
 

経営を見据えたデザインで、ブランドの「らしさ」を育てる。


machaguwaのブランディングを通して改めて感じたのは、デザインとは単なる見た目ではなく、経営の一部であり体験の設計でもあるということ。丁寧なヒアリングや現場に寄り添った考察に加え、マーケティングやプロモーションまでを含めたトータル的な支援を行うことで、ブランドはより強く、より長く愛されるものになります。
machaguwaは、「経営とデザインをつなぐブランディング」という私たちの姿勢を象徴するプロジェクトのひとつです。

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