アイデアは天から降ってこない
「アイデアは天から降ってこない」
これは私が入社当初、デザインが思うように進まず悶々としている時に、BOSSからかけられた言葉です。
悶々と考えている私に対して、
BOSSは更に「一度自分の中でしっかりと考えを熟成させて上で案件を頭の片隅に置き、違うことをしてみては?」とアドバイスをくださいました。
そして数日後、いつもの通勤中にふっとアイデアが浮かんできました。
皆さんも同じようなご経験はありませんか?
長い時間をかけてもなかなか良いアイデアが思い浮かばない。
でも少し時間を置き、違うことをしているとふっとアイデアが浮かんでくる。
私は、この経験からアイデアが浮かぶ時と、浮かばない時の違いにが気になり調べてみました。
すると、「ただ待っていても良いアイデアはあまり浮かばないかもしれないが、ひらめき体質を作ることはできる。」
というなんとも気になる内容の記事を見つけました。
ひらめきやアイデアは何もないところから生まれるのではなく、
すでに存在する何かと何かが、頭の中で瞬間的に組み合わさった瞬間生まれるものだから、
興味や感心、問題意識といったひらめきの着火剤となるものが必要だそうで、
決して天から降ってきていたわけではなかったんですね(笑)
ところで、「頻度錯誤」という心理効果の言葉をご存知でしょうか。
これはあることを意識すると、急にそれと接する機会が多くなったように感じる心理効果のことです。
普段と同じ景色なのに、自分の心の持ちようで目に入ってくる情報が変わったという経験、ありますよね?
興味や関心、問題意識があれば、それと組み合わせるための情報やヒントが頻度錯誤によって目につきやすくなるそうです。
確かにBOSSも、「一度自分の中でしっかりと考えを熟成させて上で案件を頭の片隅に置き、違うことをしてみては?」と言っていました。
まずは興味や感心、問題意識を棚卸しし(私に関しては案件を頭の片隅に置くことをし)、
自分が興味を持っていること、気になっていること、問題意識を紙に書き出して把握する。
これらを意識することで、頻度錯誤の心理効果が働いて、情報が向こうからやってくる状態になる。
「それがうまく頭の中で噛み合った瞬間」にアイデアが生まれるものなんですね!