デザイナーの日常。【 印刷技術に触れました 編 】

 
平和紙業PAPER VOICE大阪にて開催中の
日台デザイナーリソグラフ作品交流展「有関係×有関西」にお邪魔してきました。

日本と台湾から各5名のデザイナーの方々が集結し、
「関係性」をテーマに自由な発想でリソグラフの独特な印刷技術を用いて、表現されている展覧会でした。

「関係性」という共通のテーマに対して、私にも理解しやすいい表現から、
私にはまだまだ理解できないような物凄く壮大な表現まであり、とても興味深い展示会でした。
 

ところで、リソグラフとはマスターとなる版を作り、
インクを用紙に押し出して印刷する「デジタル孔版印刷」と呼ばれる印刷方法です。

孔版印刷ならではの特徴的なインクの乗り方で、版画のような仕上がりになるのが特徴で、
カスレ・色ムラ・混色・ズレ等のアナログ感を楽しめます。

また、蛍光・金・白等の通常の印刷ではあまり使われない色のインクが
お手頃価格で使用できるのも特徴の一つです。

シルクスクリーン印刷よりもスピーディーで低コストなため、
本やZINE、ポスターやチラシなど、多枚数印刷で手作り規模の制作に向いています。
 

今回、リソグラフを活かした様々な表現を見させていただき、独特の味わいに魅了されました。

印刷方法を決めてから、それを活かす何かを表現(制作)するということをしたことがないので、
今後そういったことにも挑戦したいと思いました。

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