最近、スタッフと仕事をしていて思うことがありました。
「そこ、そんなにこだわる?」と(笑)
うちのスタッフは、パッケージやロゴのように、コンセプトから形にしていく領域がとても好きで、まさに「好きこそ物の上手なれ」を地でいっているタイプです。
そのため、パッケージに関しては無難にまとめるというよりも、「こういうの、いいかも!」という方向にぐっと踏み込んでいくタイプだと感じています。
紙や加工、色の選び方ひとつとっても、なかなか決めない。
こだわっているのか、迷っているのか、正直よく分からないときもあります(笑)
撮影のディレクションでも同じで、かなり細かいところまで気にするので、どうしても時間はかかります。
パッケージなど被写体の配置やレイアウト、そもそものアングルなども細かく検討していて、「そこも変えるんや…それも撮るんや…」と思うこともあります(笑)
もちろん、それが悪いことではなくて、そういう積み重ねが最終的な仕上がりの質につながっているんだと思います。
本人としては、まだ別の可能性を探りながら試行を重ねているんでしょうね。
私はどちらかというと、全体のスケジュールやバランスを見ながら、着地点を判断していくタイプなので、そこは結構対照的です。
でも、その様子を見ていて思うんですよね。
こだわるということは、裏を返せば「こうしたい」というアウトプットのイメージが頭の中にあるということでもあります。
それがあるからこそ、納得できるラインまでしっかり詰めようとする。とても良い取り組み方だと思います。
私とは違うアプローチだなと思うことも多いですし、人によって「どこにこだわるか」が全然違うのも面白いところです。
そして、そのこだわりが最終的にどうアウトプットに影響するのか。
これがまた、見ていて結構面白いんですよね。
もちろん、時間とのバランスや全体最適は大事ですが、こういう一つひとつのこだわりが、最終的にブランドやデザインの質につながっていくのも事実だと思っています。
デザインって、正解がひとつじゃないからこそ、こういう違いがあるのもまた面白いところです。
だからこそ、見ていて面白いし、仕事としても面白いんだと思います。
- BOSS

とある商品撮影の風景。商品の配置が歪んでないか、見え方に問題ないか入念にチェック中。
フォトグラファーは仕事が丁寧で細かくとても頼れる「white base+」の下村孝行さん(左)。右がA.D.GのNENEKO。