センスは磨ける

デザインを始めた当初、衝撃を受けたことがあります。
 

通っていたスクールの課題で、思うようにデザインができず自分には「センスがない」と落ち込んでいた時のこと。
講師から「センスのある・ないは、生まれ持った才能だけではなく、
いかにこれまで様々なでデザインに触れてきたかだ」と教わりました。
 

今となっては当たり前の話ですが、「センス」は、元々持っている才能の問題だと思い込んでいた私にとっては衝撃的で、
この時の私を救ってくれた言葉でもあります。
 

もちろん人はそれぞれ育った環境も過去に触れてきたものも全てが違うので、
得意不得意というのは出てきますし、一部天才的にずば抜けた才能を発揮する人もいます。
 

しかし、全てを才能の問題にするのは自分の可能性を狭めてしまうと感じています。

 
センスとは「知識」や「理論」であり、努力によって後から身につけるもの。
「センスがない」と嘆いていても永遠にセンスよくはなれません。

 
今でもなかなか上司からのOKが出ず、落ち込みそうになる時があります。
ですが、上司と比べ圧倒的にデザインの引き出しが少ないのだと再認識できた良い機会と捉え、
より多くのデザインに触れるよう心がけています。

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